2011年8月9日火曜日

そばの厚みを測るゲージ



釧路のサクマ四段さんが、教えてくれました。
「コレが、そばの厚みを測るゲージさ」
先日、十勝の「そば練」へ指導に来られた時でした。


本延しの仕上げで、厚みがどれくらいかを確認したい時、
ゲージの針を麺体に刺して、厚みを測るそうです。
元々はタイヤの溝の残り深さを測るデプスゲージです。
それを、そばの厚みが測りやすいように改造されたのでした。





















へー、延しの厚みが、そんなに簡単に、正確に測れるんだー。
どうりで、釧路のそば打ちのみなさんは延しが上手なんだー。

サクマさーん、ソレって、真似してイイですかー。


見せてもらった「そば厚みゲージ」を思い出しながら、
デプスゲージを1つ買って、それで作ってみました。


















コレが作ってみた「そば厚みゲージ」です。

麺体の厚みを測るときに、沈み込まないように当て板を付けています。
下が見えた方がよかろうと、アクリルの透明板を貼り付けました。
下から見ると、深さを測る棒は、こんなふうになっています。


















もともとはプラスチックの丸棒で、先端がマイナスドライバーふうでした。
ソレだと目立つ穴を開けてしまうので、小さな穴ですむように改造しました。
細い穴なら、プラスチックの棒に細い針を埋め込んだら、どーだろーか?


















ふつうの縫い針だと尖りすぎていて、のし板に突き刺さってしまうので、
先が丸くなったレザークラフト用の縫い針を埋め込むにしました。


















プラスチックの丸棒に埋め込んでみると、こんな具合になります。
これなら、レザークラフトの針は、麺体を軽々と突き抜けますが、
針の先が丸いので、下の延し板には刺さりません。



試しに作ってみたら、なんとなく上手くいったみたいなので、
スミマセン、サクマ4段には、無断で、2つ、作ってしまいました。
元は、左が「シンワ測定」で、右が「新潟精機」のデプスゲージです


















作ってみたら、使いたい人が居たので、新たに2つ、作ってしまいました。
それを見た何人かの十勝のそば打ちさんが「自分も欲しい」と云ったりしてます。
サクマ4段の秘密の「そば厚みゲージ」が、秘密でなくなりそうですー。

それにしても、このゲージ、カンタンに延しの厚みが測れますねー。



あのぉー、サクマさーん、
欲しい人が増えてきたら、
秘密の「そば厚みゲージ」、
作り方をブログなんかで、
いろんな人に写真紹介して、
ヨロシカッタでしょうか?








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