釧路のサクマ四段さんが、教えてくれました。
「コレが、そばの厚みを測るゲージさ」
先日、十勝の「そば練」へ指導に来られた時でした。
本延しの仕上げで、厚みがどれくらいかを確認したい時、
ゲージの針を麺体に刺して、厚みを測るそうです。
元々はタイヤの溝の残り深さを測るデプスゲージです。
それを、そばの厚みが測りやすいように改造されたのでした。
へー、延しの厚みが、そんなに簡単に、正確に測れるんだー。
どうりで、釧路のそば打ちのみなさんは延しが上手なんだー。
サクマさーん、ソレって、真似してイイですかー。
見せてもらった「そば厚みゲージ」を思い出しながら、
デプスゲージを1つ買って、それで作ってみました。
コレが作ってみた「そば厚みゲージ」です。
麺体の厚みを測るときに、沈み込まないように当て板を付けています。
下が見えた方がよかろうと、アクリルの透明板を貼り付けました。
下から見ると、深さを測る棒は、こんなふうになっています。
もともとはプラスチックの丸棒で、先端がマイナスドライバーふうでした。
ソレだと目立つ穴を開けてしまうので、小さな穴ですむように改造しました。
細い穴なら、プラスチックの棒に細い針を埋め込んだら、どーだろーか?
ふつうの縫い針だと尖りすぎていて、のし板に突き刺さってしまうので、
先が丸くなったレザークラフト用の縫い針を埋め込むにしました。
プラスチックの丸棒に埋め込んでみると、こんな具合になります。
これなら、レザークラフトの針は、麺体を軽々と突き抜けますが、
針の先が丸いので、下の延し板には刺さりません。
試しに作ってみたら、なんとなく上手くいったみたいなので、
スミマセン、サクマ4段には、無断で、2つ、作ってしまいました。
元は、左が「シンワ測定」で、右が「新潟精機」のデプスゲージです
作ってみたら、使いたい人が居たので、新たに2つ、作ってしまいました。
それを見た何人かの十勝のそば打ちさんが「自分も欲しい」と云ったりしてます。
サクマ4段の秘密の「そば厚みゲージ」が、秘密でなくなりそうですー。
それにしても、このゲージ、カンタンに延しの厚みが測れますねー。
あのぉー、サクマさーん、
欲しい人が増えてきたら、
秘密の「そば厚みゲージ」、
作り方をブログなんかで、
いろんな人に写真紹介して、
ヨロシカッタでしょうか?
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